こどもの城について

 こどもの城は、1979年の国際児童年を記念して、厚生労働省(当時 厚生省)が児童福祉法に基づいて計画・建設した大型児童館です。日本で唯一の国立総合児童センターとして1985年11月1日に開館、公益財団法人児童育成協会が国より委託されて運営をしてきました。2015年2月1日の閉館まで、30年間に2800万をこえる来館者を迎えました。


 こどもの城では、子どもの芸術、体育、音楽、造形、科学、保育、保健に関わる専門家が集まり、多彩な遊びのプログラムをとおして子どもの可能性を引き出し、家族の子育てを支えてきました。体育室、プール、プレイホール、音楽ロビー、造形スタジオ、ビデオライブラリーなどで、本物に触れる体験、人と人とのかかわりを大切にした遊びのプログラムと講座などを毎日提供してきました。遊びのプログラムは、運動、造形、音楽、映像など分野ごとの専門性に富んだもの、児童文化の伝承、仲間作りのきっかけ作りになるもの、親子、家族で参加する子育て支援につながるものなど、先見的で時代に即したニーズにこたえるもので構成されてきました。また、運動、音楽、造形などの講座を開講し、200万人を超える幼児、学童へ継続的な活動をとおして能力を引き出し、成長を支える支援も行ってきました。


 さらに、遊びのプログラムの開発、提供だけでなく、全国4,000児童館の“センター”館として、子どもの健全育成に関わる専門職とともに子どもを取り巻く諸環境の改善を目指してきました。児童厚生、保育、小児保健分野の専門職2万人へのスキルアップ研修を実施したほか、全国の児童館の40万人を対象に、こどもの城が開発、実践した遊びプログラムを展開し指導者への研修をおこなう「動くこどもの城 児童館巡回支援活動」を実施しました。これらのプログラムの開発、研修の実施、人材育成、発信をとおして、児童健全育成事業の普及促進と「社会が子どもを育てる」という児童福祉の理念の発信に寄与してきました。

活動紹介 パンフレット活動紹介 パンフレット15.8MB

 こどもの城をご紹介するパンフレットです。こどもの城の活動の基本的な考え方や、各部門の方針・活動内容をご紹介しています。(2006年3月発行分)

館内案内 リーフレット25.1MB

 こどもの城の館内案内用のリーフレットです。今までに使用した6種類を掲載しています。

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